Tweet @ 2012-05-24
- frroots 放映日が近づいたので宣伝します。 私もお世話になっている明治学院大学の西阪仰先生を中心とするプロジェクトチームで、NHKのテレビ番組「NHKスペシャル 未解決事件 file02 オウム真理教」の作成に取材協力をしました。 http://t.co/Pg4bH20s
- frroots 放映日は今週末、5/26(土)27(日)です。 第1部 5/26(土)19:30-20:43 第2部 5/26(土)21:00-22:13 第3部 5/27(日)21:00-21:58
- frroots 協力したのは、オウム真理教の内部テープの分析です。私たちのチームでは、700本以上と言われているテープ(麻原の説法や、信徒たちとの会話など)の一部について、会話分析をおこないました。
- frroots 時間の制約のため、十分な分析は難しいところもありましたが、それでも現在までのあいだに、会話分析をとおしてしか得られない知見がいくつか得られたと考えています。
- frroots 番組のドキュメンタリー部分(おそらく第2部)で、5分程度、私たちの分析結果と西阪さんへのインタビューが取り上げられるとのことです。私たちが報告した知見のうち、どこがどのように使われているのかはわからないのですが、ご関心のある方はぜひご覧いただければと思います。
- frroots オウムに限らず、こうした事件では「洗脳」「マインドコントロール」などが話題になり、そこではしばしば、「強制的」な人格改造がカルトの恐怖として描かれます。
- frroots もちろんオウムは古典的な洗脳のようなこともおこなっていました。しかし、1万人以上の人間をひきつけ、あれだけの凄惨な事件を起こすまでに教団が突っ走っていった「仕組み」を解明するには、そうした描像だけでは不十分であると私たちは考えます。
- frroots 実際、テープを分析していく中であきらかになったのは、一見とても「民主的」で、信徒個人の意見に配慮しているようにみえる会話構造がそこにあることでした。これには私たちも驚きました。他方でそうでありながら、「意志決定」がひとつの方向へと向かっていく構造も見て取ることができました。
- frroots そして、そうした構造は、いずれも私たちが日常的に用いている会話の技法をとおして作り上げられていました。つまり、そこには必ずしも「特別な」ことがあるわけではなかったのです。
- frroots オウム事件を「異常な教祖と、カルトにハマるような特殊な人たちの事件」と切断処理して闇に葬ってしまわず、同様の事件が起こらないよう今後の教訓を引き出すために、現在ブラックボックスとなっている教団内部の会話構造を明るみに出していくことは、意義あることだと私たちは考えています。
- frroots 5分程度の短い時間だということてすが、少しでもそうした考えが伝わるものとなっていればと思います。オウム事件に、また会話分析という方法に関心のある方、ぜひご覧ください。(宣伝終わり)
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