宗教史学研究所第45回例会
6/23に行われる宗教史学研究所の第45回例会にて、「キリスト教史と宗教史の"あいだ"――近代日本〈宗教〉史の試み―」という発表をさせて頂けることになりました。主に近代・日本・宗教史叙述の方法論に焦点を合わせた発表になる予定ですが、どうなりますか。
また2番目に行われる私の発表はともかくとして、1番目に行われる江口飛鳥さんの「ブレイクと十八世紀の神話論―神話叙述から文学へ―」と3番目に行われる長谷部八朗先生の「民間信仰・民衆宗教史を考える」という発表は間違いなく興味深いものですので、関心のある方はどうぞ御参加下さい。以下詳細。
同研究所の例会の運営は現在渡辺和子先生が行われています。下記に渡辺先生から頂いた例会の案内を転載します。
参加の申し込みは、例会後の懇親会への参加の有無を含めて6/14日までに渡辺先生に申し込むことになっていますが、先生のメールアドレスを無断で公開するわけにはいかないので、星野まで連絡下されば転送します。
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宗教史学研究所第45回例会
1. 日時: 2007年6月23日(土) 13:30-17:30
2. 場所: <研究会>東洋英和女学院大学大学院201教室(六本木5-14-40;電話03-3583-4031)
3. 会費: 500円
4. プログラム: (敬称略。 時間通りにはじめます)
13:00 受付開始
13:30-14:40 発表1
江口飛鳥「ブレイクと十八世紀の神話論―神話叙述から文学へ―」
<概要>
本発表では、ウィリアム・ブレイクの神話作家としての側面に着目し、いわゆる近代神話学・宗教学の成立前史を成す同時代の言説が、神話の「リメイク」としての彼の創作実践にいかなる形で反映されているのかを考察する。彼の特異な預言書は、ダンセイニやラヴクラフトらの架空神話の先駆的存在とも言えるものであるが、その試みを促したのは、独自の「私的神話」を自力で打ち建てようとする野心というよりはむしろ、古来幾多の語り手によって形成されてきた神話の層に、自分もまた新たに参入することが出来るはずだと確信する別の意味での野心だったのではないかと考えられる。
14:50-16:00 発表2
星野靖二「キリスト教史と宗教史の"あいだ"――近代日本〈宗教〉史の試み―」
<概要>
本発表は、ある個別の宗教伝統の歴史をより豊かに描き出すという観点から、 宗教なるものをめぐる同時代史として〈宗教〉史を描くことの可能性について考察を加えるものである。まず、従来の日本キリスト教史研究について、方法論について自覚的に論じている幾つかの論考に触れながら概観を行い、またそれらの射程について検討を加える。続いて〈宗教〉なるものの歴史性を前提した近代日本〈宗教〉史の試みについて、それを行うことによって個別の宗教伝統の歴史にどのような新たな知見を付け加え得るのかということを、その限界にも触れながら考えたい。
16:00-16:20 <休憩>
16:20-17:30 発表3
長谷部八朗「民間信仰・民衆宗教史を考える」
<概要>
はじめに、これまでの日本民間信仰史・民衆宗教史に関する主な研究を概観し、それらの特徴や問題点を検討する。この分野の研究成果はいろいろと刊行されている。しかし、研究対象にしても方法論にしても、まちまちの印象で、何をもって「民間信仰史・民衆宗教史」とするかの判断基準が不透明な状況にあるようにみえる。又、そもそもこの分野を設定することで、日本宗教史の理解にどう貢献しうるのか。
そんなことを念頭に置きながら、この分野の研究に積極的に取り組んできた桜井徳太郎氏の所説、なかでも「土着化」論を一つの手がかりとして、日本民間信仰史・民衆宗教史の可能性と課題について考えてみたい。

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