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2008年5月22日 (木)

[お知らせ]宗教史学研究所第47回研究会

6月7日に行われる宗教史学研究所の第47回例会のお知らせです。発表者と題目は以下の通りです:

(1)伊達聖伸「コントの宗教史とルナンの宗教史―19世紀半ばにおける宗教史叙述の転換」
(2)高橋優子「マックス・ウェーバーと宗教史」
(3)市川裕「ギリシアとの邂逅としてのユダヤ教史―タルムード学の開放性を軸にして」

詳細は以下参照。

同研究所の例会の運営は現在渡辺和子先生が行われています。下記に渡辺先生から頂いた例会の案内を転載します。

参加希望の方は星野まで連絡頂ければ渡辺先生にお伝えします。

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宗教史学研究所第47回研究会のご案内


1. 日時: 2008年6月7日(土) 13:30-17:30
2. 場所: 東洋英和女学院大学大学院201教室
3. 会費: 500円

4. プログラム

13:00~ 受付開始
13:30~14:40 発表1
伊達聖伸「コントの宗教史とルナンの宗教史―19世紀半ばにおける宗教史叙述の転換」
〈概要〉大革命後のフランスでは、宗教に関する知識が飛躍的に増大し、そして宗教の歴史を理解することは、将来の社会秩序を構想することと密接に結びついていた。オーギュスト・コントの宗教史は、そのような潮流のなかで最も体系だったもののひとつであった。ところが19世紀半ばには、コント流の宗教史は「科学的」だとは見なされなくなり、それに代わってエルネスト・ルナンが描き出したような宗教史が威信を高めていく。本発表では二人の宗教史叙述の違いを対照させながら、どうしてこのような変化が起こったのかを考察する。余裕があれば、その後フランスの宗教学では宗教史叙述の方法がどのように発達してきたのかを概説したい。

14:50~16:00 発表2
高橋優子「マックス・ウェーバーと宗教史」
〈概要〉マックス・ウェーバーの宗教史の見方は、修正された進化論/発展論である。だが何が「進歩」の基準であるかは一見明らかであるとは言い難い。しかし彼の社会思想/政治思想を参照すると、その指標が自律した個人による自治的な共同体形成に資するかどうか、であることが明らかとなる。ウェーバーはヨーロッパ、ことにドイツの運命に関心を持っていたのだ。このようなウェーバーの文脈を無視して、彼の宗教社会学/歴史社会学を一般化するのは不毛である。しかし、ウェーバーの制約を認識した上で、個々の洞察から示唆を得ることはなお可能であると思われる。

16:00~16:20 休憩
16:20~17:30 発表3
市川裕「ギリシアとの邂逅としてのユダヤ教史―タルムード学の開放性を軸にして」
〈概要〉従来なされたユダヤ教の歴史研究の典型的な主題を取り上げて、そこでのユダヤ教の扱われ方に見直すべき問題点があることを指摘し、その上で、新たな問題関心として紹介したいのが、E・レヴィナスのタルムード研究。レヴィナスは、タルムードを現代思想として取り上げた最初の思想家であるが、その中で、西欧の学問伝統をギリシア的学問と捉え、それに対峙するユダヤ的学問として、タルムードの学問伝統が位置づけた。近代西欧の同化ユダヤ人は、古代に一度は決別したギリシア思想と、西欧キリスト教文明の中に血肉化したギリシア思想として再び遭遇したといえる。本論は、このユダヤ教史における学問のあり方として、ユダヤ教のタルムード学のもつ意味を、ギリシア思想との相克というパースペクティヴから見直したい。

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