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2010年6月 8日 (火)

[お知らせ]宗教史学研究所第51回研究会

来る2010年6月26日(土)に行われる宗教史学研究所第51回研究会についてのお知らせです。

発表者と題目:
(1)中西恭子(明治学院大学非常勤講師)「ユリアヌスの宗教復興政策における帝国の諸宗教と〈ヘッレーニスモス〉」
(2)林淳(愛知学院大学教授)「<日本の宗教学>と近代」
(3)堀江宗正(聖心女子大学准教授)「ニューエイジとスピリチュアリティ─日英米における比較分析と包括的図式」

詳細は以下参照:

以下研究会案内からの転載です:

1. 日時: 2010年6月26日(土) 13:00-18:00
2. 場所: 東洋英和女学院大学大学院201教室
3. 研究会参加費: 500円
4. プログラム(敬称略)

13:00-14:30   発表1
中西恭子(明治学院大学非常勤講師)「ユリアヌスの宗教復興政策における帝国の諸宗教と〈ヘッレーニスモス〉」

〈概要〉紀元後4世紀のローマ皇帝ユリアヌスの宗教復興政策は帝政盛期への回帰を求める多神教復興というよりは、ギリシア語を母語とする〈ローマ人〉にとっての正当な〈国教〉の探求というビザンツ帝国期の宗教政策にも通じる側面をもつ。彼は前任者である皇帝コンスタンティウス2世の親キリスト教政策の超克を図ったが、皇帝に霊的にも物質的にも恩恵を与える宗教の組織的な重用とそうではない宗教に対する冷遇の姿勢は図らずも継承している。ユリアヌスの宗教復興政策の根幹にある〈ギリシア至上主義〉(ヘッレーニスモス)の意義とはなんであったのか。彼の宗教政策における帝国領内の諸宗教への態度の検討を通じて考察したい。

14:40-16:10   発表2
林 淳(愛知学院大学教授)「<日本の宗教学>と近代」

〈概要〉日本の宗教学の歴史を展望するために、三つの時期区分を試みたい。第一に、西洋の宗教学の受容期。一九世紀末から第一次世界大戦まで。宗教学、仏教学との複合状況から、仏教学が自立していき、宗教学者が、仏教学者が対象とするもの以外に視野を拡大していった。第二に、第一次世界大戦から第二次世界大戦までの戦間期。デュルケームが受容され、宗教民族学者が植民地を対象にして研究を進展させた。第三に、第二次世界大戦後の時代。ウェーバーが受容され、「近代化と宗教」が人気のある主題であり続けた。諸分野からの宗教研究と宗教学の交流と葛藤が課題となった。

16:30-18:00   発表3
堀江宗正(聖心女子大学准教授)「ニューエイジとスピリチュアリティ─日英米における比較分析と包括的図式」

〈概要〉本発表の目的は、ニューエイジ概念とスピリチュアリティ概念の批判的再検討である。島薗の議論を参照しながら、両概念から、ハードコア・ニューエイジ(対抗文化)、新しいスピリチュアリティ(新時代への期待感を含む)、より包括的なスピリチュアリティ(主流文化や既成宗教への広がり)という3つの同心円の図式を描く。さらに、包括的なスピリチュアリティを、1)フォーク・スピリチュアリティ(基本的)、2)既成宗教(再解釈された)のスピリチュアリティ、3)外来宗教(非組織的)のスピリチュアリティ、4)システマティック・スピリチュアリティ(普遍的)に分類する。

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